ÉTAT HER

ガゲナウ台北旗艦店:赤レンガ、蛇紋岩、そして街屋の奥行き

1zu33が台湾の素材を用いて、キッチン展示を見る動線を再構成した。

ÉTAT HER Editorial Desk
ガゲナウ台北旗艦店:赤レンガ、蛇紋岩、そして街屋の奥行き

ガゲナウ台北旗艦店は2026年9月21日、信義区にオープンした。ドイツのデザインチーム1zu33が手がけ、売り場面積は70坪(約231平方メートル)を超える。キッチン家電だけでなく、台湾の街屋建築、木工、石材もブランドの展示空間に取り入れられている。

デザインは大稲埕の街屋が持つ細長い奥行きを借用し、展示エリアが段階的に広がっていく構成となっている。彰化の手作りレンガ、花蓮の蛇紋岩、そしてなぐり加工による木材表面が、金属製の設備に多様な質感の背景を与えている。5メートルのアイランドが、集いと調理の空間的な核となっている。

キッチンを計画している人にとって注目すべきは、単体の家電ではなく、下ごしらえ、調理、食事の間をどう移動するかという点だ。動線と収納を先に考えておくことで、素材選びが写真映えだけでなく、日常の暮らしに寄り添いやすくなる。

Photo: Gaggenau