タイの工芸をテーマにしても、服が同じ姿になる必要はない。ICONCRAFTの合同ショーはCOLLECTOR PROJECT、FEEL YOUTH、VOYAGEを一つの対話へ置く。記号柄のベストとひも、濃淡の青いワークウェア、葉脈のような柄の淡いジャケット。伝承は単なる伝統のラベルではなく、装いを組み立てる方法になる。
ELLE Fashion Week2026 at ICONSIAMはバンコクで10月22〜25日に開催され、川沿いのRiver Parkをランウェーとして終了した。本記事は実際のショー写真とコレクション紹介から3つの見方を整理する。現在開催中の入場案内や、価格と在庫を確認した商品一覧ではない。
COLLECTOR PROJECT:記号と輪郭の関係
写真ではオリーブ系と黒が対比し、ノースリーブのベストに細かな記号状の柄を配する。胸元の円形ペンダント、斜めに重なる下半身、長いひもが線を下へ延ばす。柄だけでなく、視覚的な重さ、露出した腕、下がるアクセサリーも全体を作る。
柄ベストと黒のひも付きボトムに円形ペンダントを合わせたCOLLECTOR PROJECT
合同ショーの背景にはタイの信仰、記号、護符などの着想がある。ただし着想は効能の証明ではない。柄をデザインとして見ても、特定の宗教的資格や開運の約束、各記号の未確認の意味を補わない。写真だけで全作品が同一の手作業工程とも判断できない。
FEEL YOUTH:青の濃淡でワークウェアを分ける
襟、胸ポケット、折り返した袖はワークウェアの手掛かり。外側のむらのある青、淡いインナー、ゆとりのある淡青パンツが重なる。胸のハートとパンツ脇の濃い柄により、視線がジャケットだけでなく上下を移動する。
青の濃淡とワイドパンツ、胸にハートを配したFEEL YOUTH
染めを思わせる表情と比率は観察できるが、写真だけで天然藍染めや特定のデニム混率を断定できない。上下とも青でも、明暗、ポケット、幅の違いが層を作る。配色をそのまま写すよりも具体的なスタイリングの見方になる。
VOYAGE:葉脈のような柄と静かなパンツ
淡いジップジャケットと暗色のワイドパンツを合わせる。葉脈のような柄を立ち襟と中央ファスナーが囲む。黒いアイウェアと靴が下半身の色につながり、全アイテムを同じ強さで飾るのではなく、柔らかな上着の柄を際立たせる。
葉脈のような柄の淡いジップジャケットと暗色ワイドパンツのVOYAGE
3ブランドは同じICONCRAFTの場で、文化、変化、生活経験を別々に扱う。図柄の参照先、服の組み合わせ、歩行時の輪郭を分けて見たい。素材混率、個別工程、購入情報は各ブランドの該当商品で確認し、合同ショーの総合テーマをすべての服の品質保証にしない。
よくある質問
参加ブランドは?
COLLECTOR PROJECT、FEEL YOUTH、VOYAGEです。
今からランウェーへ入場できますか?
10月22〜25日のイベントは終了済み。本記事はショー後の装いの整理で、入場案内ではありません。
3ブランドの工芸工程は同じですか?
そうとは限りません。タイの工芸と現代デザインを共有テーマにしても輪郭や柄は異なり、素材と工程は商品ごとの確認が必要です。
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