Kanye West、Pharrell Williams、Vera Wangまでもがコレクションするのは、しわくちゃになったショッピング紙袋を描いた一枚の絵だ。Cj Hendryはインクを使い、写真と見紛うほどの超写実的な質感を描き出し、一作品が5万米ドルという高値で取引されたこともある。そんなアーティストが今回台北に持ち込むのは、まるまる一部屋分のモコモコの花だ。
「Flower Shop」はCj Hendryによるモコモコの花のインスタレーションシリーズで、2024年にニューヨークで「Flower Market」という形でまず披露された。花の骨組みは金属とワイヤーで組み立てられ、外側には柔らかいファー素材が包まれ、バラ、ユリ、ボタンなど各品種のディテールを再現している。遠くから見れば花だが、近くで見ると触れるモコモコのぬいぐるみのようだ。彼女は米国版『ELLE』に対し、色使いが一番難しい部分だと語っている――「彩度が高すぎると偽物っぽく見えてしまうので、バランスを見極める必要があります。花によってはfun and friendlyな雰囲気にしたいものもあれば、dustyなトーンを持たせたいものもある」といい、一輪の花が完成するまでに4、5パターンを試すことも珍しくないという。また、色彩が豊かでディテールが複雑な花ほど、制作過程で最も時間がかかる部分だとも述べている。







