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注目ポイント|『Metaphor: ReFantazio』作曲家・目黒将司:ジャズ坊さんにお経を頼み、自らもステージに立つ

要点を整理すると、ペルソナシリーズ御用達の作曲家・目黒将司が新作『Metaphor: ReFantazio』のオーケストラサウンドトラックを手掛け、仏教の読経とジャズを融合させた僧侶を招いて戦闘曲のボーカルを録音。さらにアメリカ・テキサス州など世界各地で開催されるワールドツアーにも自ら出演する。

注目ポイント|『Metaphor: ReFantazio』作曲家・目黒将司:ジャズ坊さんにお経を頼み、自らもステージに立つ

目黒将司はYouTubeで「Nam Jazz experiment」という動画に出会った。それは仏教の読経とジャズを重ね合わせて演奏する人々の映像だった。彼はその後、動画に登場していた僧侶に連絡を取り、あるファンタジーRPGの戦闘音楽のために読経ボーカルを録音してほしいと依頼した。一見まったく噛み合わない二つの世界に思えるが、1996年の初代『女神異聞錄』からサウンドトラックを手掛けてきたこの作曲家にとって、それはまさにやりたかったことだった。

目黒はペルソナシリーズの音楽の中核を担う存在だ。初代『Revelations: Persona』の〈Aria Of The Soul〉から始まり、彼は各作品ごとにまったく異なるサウンドの個性を作り上げてきた。『Persona 3』では甘いポップボーカルとロック、ヒップホップを融合させ、翌年の続編では静謐な和風ポップに転向。『Persona 5』ではアルバム全体がJamiroquaiに影響を受けたアシッドジャズだった。彼はNMEの取材に対し、PlayStationからPS2初期にかけてはハード面の制約で音楽表現の自由度が低かったと語る。「でもそれ以降は、もう縛られているとは感じなくなりました」

『Metaphor: ReFantazio』作曲家・目黒将司:ジャズ坊さんにお経を頼み、自らもステージに立つ

読経から戦闘テーマへ:ある僧侶との思いがけないコラボレーション

『Metaphor: ReFantazio』はAtlusが開発した完全新作のファンタジーRPGだ。プレイヤーは魔法の部族エルダ出身の孤児を操作し、妖精の相棒ガリカと共に「ユークロニア連合王国」で国王の死の真相を探り、王子がなぜ呪いによる眠りに陥ったのかを解き明かしていく。ディレクターの橋野桂は制作初期の段階で、目黒に純粋なオーケストラ叙事詩だけを書かないよう求め、「Atlusらしい鋭さ」を加えるよう依頼した。そのためアルバム全体は伝統的なオーケストラサウンドに加え、ところどころドラマチックな緊張感を帯びたエレクトロニックなパートが差し込まれている。

『Metaphor: ReFantazio』作曲家・目黒将司:ジャズ坊さんにお経を頼み、自らもステージに立つ

戦闘テーマに収録された読経ボーカルこそが、その鋭さを具体的に体現したものだ。目黒が招いたのは名古山寺住職の本了啓介氏。元々の日本仏教の読経リズムをより速く、より重くアレンジし、攻撃的な響きを持たせた。「宗教性とAtlusならではの鋭さを同時に持つものを作りたかった」と目黒は語る。「本了さんを説得するのは特に難しくありませんでした。というのも彼とそのチームは既に『Nam Jazz experiment』という名前で、読経とジャズを融合させたパフォーマンスを行っていたからです。彼にとっては目新しいことではなかったんです」。これに加え、サウンドトラックの合唱ボーカルには特別に作られた言語が使われており、音楽が冒険のBGMというだけでなく、キャラクターの頭の中で直接流れているかのような印象を与えている。

オーケストラワールドツアー:作曲家自身もステージへ

『Metaphor: ReFantazio』作曲家・目黒将司:ジャズ坊さんにお経を頼み、自らもステージに立つ

目黒は5歳からエレクトーンを習い始め、後に自分の8ビットパソコンを手に入れてプログラミングに触れたことがきっかけで、ゲーム開発に興味を持つようになった。1996年にAtlusへ入社し、2021年にフリーランスへ転身したが、現在もスタジオの常連コラボレーターであり続けている。「正直なところ、もう証明すべきことは何もないと感じています。だからこそ、冒険している感覚を持たずに新しい音楽を作れているのだと思います」と彼は語る。一方で、年齢を重ねるにつれ体力と精神面の両方が衰えてきていることも認めている。「それでも書き続けているのは、本当に自分が満足できるものにまだ出会えていないからです」

『Metaphor: ReFantazio』ワールドオーケストラツアーは今週テキサス州で初日を迎え(10月9日・金曜)、続いてイリノイ州(10月11日・日曜)、カリフォルニア州(10月13日・火曜)を巡り、その後アジアやヨーロッパへも展開される予定だ。目黒は、ファンに現地でゲーム音楽を聴いてもらうことで、プレイ中に感じた感情の記憶を呼び起こすことができると語る。「でもそれだけじゃなくて、作曲家である自分自身がステージに立つ理由は、ファンをちょっと驚かせたいからなんです。『え、待って、作曲家本人が本当にこの曲を生演奏してる!?』って。ずっとみんなをちょっと驚かせたいと思っていたんです」

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