数週間前、Bryan CranstonはRJ Mitteとメッセージをやり取りし、近いうちにランチでも、と約束を交わしていた。この約束が果たされることはなかった。
『ブレイキング・バッド』(Breaking Bad)出演俳優RJ Mitteさんが今週月曜(10月12日)に死去した。34歳だった。所属事務所は声明の中で、Mitteさんを「俳優、慈善活動家、そして揺るぎない障がい者権利の擁護者」だったと表現し、「自身の脳性麻痺という人生経験をもとにあの役柄にリアリティを吹き込み、それを通じて障がいへの理解と社会的包摂を訴えるプラットフォームを築き上げた」と述べた。英紙The Guardianの報道によれば、Mitteさんの広報担当者は彼が自死であったことを認めている。
Mitteさんは3歳の時に脳性麻痺と診断された。15歳でWalter Jr.役として初めて画面に登場し、同作の主人公Walter White(Bryan Cranston演じる)の息子という役どころで、『ブレイキング・バッド』シリーズ通算56話に出演した。その後、全米映画俳優組合(SAG)における障がいを持つ俳優の代弁者を務め、アメリカ脳性麻痺協会(United Cerebral Palsy)の親善大使にも就任。さらに非営利団体Mitte Foundationを設立し、BBCの報道によれば「固定観念に挑み、障がい者コミュニティの社会的な可視性を高める」活動に尽力していたという。『ブレイキング・バッド』以外にも『Switched At Birth』『The Guardians of Justice』『Who's Driving Doug』『Time Share』などに出演し、映画『Triumph』では製作総指揮も務めた。
Bryan CranstonはInstagramに投稿した追悼文の中で、2007年2月のパイロット版撮影当時、「まだ演技がぎこちなかった」少年のことを振り返った。「少しずつ、少しずつ、僕らは彼が本当に素晴らしい俳優へと成長していく姿を見てきた。彼はドラマでの経験を、障がいを持つパフォーマーたちの声となる力に変え、障がい者コミュニティを支援することに特化した慈善団体を率いていた」。さらに続けて、「あらゆる可能性と潜在能力が、今はこれほど大きな喪失になってしまった。彼が自ら命を絶つことを選んだと知り、とりわけ心が痛む。なぜなんだ?数週間前、僕らはメッセージをやり取りして、いつランチに行こうかと話していたばかりだった……あの食事が何かを変えられたかどうかは分からない。でも僕は知っている、僕は彼を愛していたということを。そして、彼との現場での日々、『ブレイキング・バッド』のスポットライトが消えたあとの日々も、心から大切にしてきたということを。寂しくなるよ、坊や」と綴った。
Jesse Pinkman役を演じたAaron Paulも追悼のコメントを寄せた。「RJ、愛してるよ、友よ。みんな君がいなくて寂しくなる」。そして、この投稿を読む人々に向けて「どうか覚えていてほしい。あなたは愛されている、あなたは一人じゃない。これだけはずっと忘れないで」と呼びかけた。劇中でMitteさん演じる役の叔父Hank Schrader役を演じたDean Norrisはこう綴った。「彼は本当に優しい青年で、みんなに深く惜しまれるだろう。心が張り裂けそうだ、信じられない。今は彼と、彼の家族のことを思っています」。劇中で殺し屋の双子の片割れを演じたDaniel Moncadaも「安らかに、RJ。愛してる、会いたくなるよ、相棒」とSNSに投稿した。
もしあなたご自身、あるいは身近な方が気分の落ち込みや自死について考えることがあれば、どうか一人で抱え込まないでください。専門のカウンセリングを受ける、またはお住まいの地域の自殺予防ホットラインに連絡するなど、支援を求めてください。