Moonrock共同創業者の廖乙哲(アリョウ)は2025年7月、自身にとっての台南ルートを公開して紹介した。このルートは観光案内的な名店リストではなく、彼が長年行き来してきた2つの拠点、すなわち塩埕路の路地裏にある川味小館と、長年の友人が営むカフェから成る。性質の異なる両者が、彼の台南での日常のリズムを形作っている。
参號川味小館創始総店では何を食べるか
アリョウが紹介した「参號川味小館創始総店」は台南市塩埕路291巷27弄3号にあり、女将が親しみやすく切り盛りしている。店内では多様な小皿料理も用意されている。彼が特に紹介したのは自分がよく注文する3品、四川板条、紅椒腐竹、紅油抄手だ。いずれも四川風の家庭料理の範疇に属し、小皿料理と合わせて食べるのが彼個人の定番の組み合わせであり、店のメニュー全体を示すものではない。
参號川味小館創始総店の四川板条は、アリョウがよく注文する料理の一つ。 画像: Ogawa Lyuこの選択が特徴的なのは、彼が挙げているのが自分の注文の組み合わせだという点だ。麺料理、腐竹、雲吞は異なる形式からこの川味小館を知る手がかりになるが、フルメニューとイコールではない。読者が実際に訪れたい場合は、まず店名と路地の住所を確認し、その日の提供内容と分量を調べるべきで、取材対象が習慣的に注文する数品を固定セットとみなすべきではない。
軌珈琲と伏流物件の空間的つながり
午後の時間帯、アリョウは「軌珈琲」へ足を運ぶのを習慣としている。住所は台南市中西区中山路79巷22-68号2階。店主の阿軌とアリョウは長年の友人で、2人はかつてTCRCの先輩後輩の間柄だった。この関係性により、軌珈琲はアリョウのルートの中で、単なる消費の場ではなく、個人的な友情の色合いを帯びている。
軌珈琲店主の阿軌とアリョウは長年の友人で、2人はかつてTCRCの先輩後輩だった。 画像: Ogawa Lyu軌珈琲の空間デザインは「伏流物件」の手によるもので、このチームはMoonrockの照明器具でも協業するアーティストでもあり、2つの空間の間に識別可能な創作上のつながりが生まれている。このルートを読む人にとっては、飲み物だけでなく、同じ創作チームが異なる場でどのように仕事をしているかにも注目できる。
アリョウは当時の紹介の中で中深煎りのマンデリンをよく注文し、豆を買って持ち帰り自分で淹れることもあると語っていた。店内で一杯飲むことと、豆を買って自分で抽出することは、同じ嗜好の2つの延長線上にある。この手がかりから豆を選ぶなら、現在のロットと焙煎度を改めて確認する必要があり、2025年時点の選択をそのまま現在も固定で提供されている品目とみなすことはできない。
特筆すべきは、軌珈琲では入店前に店頭の掲示を確認し、満席かどうかを確かめる必要があるという点だ。この詳細は、このカフェの席配置に制約があることを示しており、来店前に現場の掲示に注意を払うことが、店内で食事やコーヒーを楽しむ前の必須のステップとなっている。
一つのルートに宿る2種類の生活感
川味小館から軌珈琲まで、アリョウの台南ルートがつなぐのは、まったく異なりながらも同じく実在感のある2つの生活の場面だ。一方は路地裏で女将が営む家庭的な四川料理店、もう一方はデザイナーの友人が作り上げたカフェ空間。このルートは2025年7月に公開紹介されたもので、示されているのはアリョウ個人の当時の訪問習慣と好みの組み合わせであり、店側が公式に提供する最新情報ではない。読者が実際に訪れる際は、改めて店の現状を自分で確認する必要がある。