2026年1月から6月まで、前年同期と比較した「Big Facts: Brands Making Moves」レポートによると、StockXにおけるSauconyの売上高は前年比239%増と全ブランド中最も高い成長率を記録し、Asicsを首位の座から押し出した。StockXはその要因としてProGrid Omni 9とProGrid Triumph 4の2モデルを挙げているが、Sauconyが本当の意味で再評価され始めたのは、実は2022年のデザイナーJae Tipsとのコラボまで遡る。あの一件をきっかけに、かつて「ダッドシューズ」と分類されていたこのブランドはスニーカーシーンで話題を積み重ねていき、4年後にリセールの数字として結実したというわけだ。
それに比べるとJordanの成長は控えめだ。売上成長率は6%にとどまり、成長率トップのスニーカーブランドの中では9位。しかしJordanはStockXプラットフォームにおいて2番目に大きなスニーカーブランドであり、母数が違うため、6%の背後には数万件もの追加取引が存在する。平均価格も同時に5%上昇した。この波を牽引したのはJordan 5 Retro Wolf Grey、Jordan 11 Retro Gamma Blue、Jordan 4 Retro Black Catで、ここでも復刻モデルが売上を支えている。
スニーカー以外にも、サンダル、腕時計、トレーディングカードが軒並み上昇
StockXはスニーカーとそれ以外のシューズを分けて集計しているが、結果としてサンダル類が意外な注目株となった。Nikeのスニーカー以外のシューズの取引量は138%増加、平均リセール価格は101ドルから185ドルへ上昇、平均プレミアムは21%から57%へ拡大し、その主な牽引役はNike Mind 001だった。
アクセサリー部門では、成長率トップ5ブランドのうち3つが腕時計だった。Timexは260%増でトップに立ち、Maison Margiela MM6との長年にわたるコラボレーション関係と、ストリートブランドNoahとのコラボが牽引した。Swatchは128%増で2位となり、鍵を握ったのは5月発売のSwatch x Audemars Piguetシリーズで、平均販売価格は324ドルから825ドルへと跳ね上がった。Casioは60%増で5位につけている。