色鮮やかなアルミ製のタイドベゼルを外し、シンプルなサファイア製の双方向回転ベゼルに換える——これがAlbishornが今回、自社の看板デザインに施した“手術”だ。「イマジナリー・ヴィンテージ」を標榜するスイスブランドAlbishornは今回、新作「Marinagraph Classic」を発表。ブランドの名を広めたヨットレース用クロノグラフムーブメントを、これまでよりずっと落ち着いたケースに収めた。
Hodinkeeの報道によれば、このヨットレース用クロノグラフの系譜は2年前まで遡ることができる。原点はAlbishornとMassena LABが共同開発した最初のモデル「Maxigraph」だ。その後このムーブメントは、タイド表示ベゼルを組み合わせた「Water」シリーズ、すなわち「Marinagraph」に受け継がれてきた。今回の「Classic」版は、先に発表された「Marinagraph Classic Racing」との最大の違いがベゼルにある。カラーアルミベゼルから、伝統的な蓄光目盛りを備えたサファイアベゼルへと変更されているのだ。
文字盤にも新たな選択肢が加わった。従来のブラックのサンレイ文字盤は継続しつつ、縁にグラデーションのダークトーンをあしらったホワイトのフュメ文字盤が新たに登場。報道によれば、ブランドの写真で陰影のように見える部分は、実はこのグラデーションそのものだという。ブラック文字盤にはシルバーの針とインデックスを、ホワイト文字盤にはコントラストをなすブラックの針を組み合わせる。両モデルとも7時位置に、青と赤を組み合わせた10分間のヨットレースカウントダウン用レトログラード目盛りを配置し、クロノグラフ秒針とレースセコンド針は文字盤カラーに応じてそれぞれ赤または青を採用。3時位置に設けられたランニングインジケーターは、初代Maxigraphの頃からこのシリーズで最も注目される細部となっている。






