ブルース・キャンベルはSNSではっきりと言い切った――もうAshを演じることはない、と。この遅ればせながらの告白は先週水曜日(8月20日)に行われ、彼はXにこう投稿した。「この話が今さら新鮮に聞こえるなら申し訳ない。みんなにきちんと伝えるのは簡単じゃないんだ。僕は『Ash vs. Evil Dead』を最後に、もう降りていたんだよ」
68歳のキャンベルは、1981年にサム・ライミが監督した『The Evil Dead』でAsh Williams役を演じて以来、『Evil Dead II』や『Army Of Darkness』にも続投。実写での出演は2015年から2018年にかけて放送された全3シーズンのテレビドラマ『Ash vs. Evil Dead』が最後となった。つまり、観客の記憶に刻まれているチェーンソーを持つあの男は、実は7年も前にひっそりとこの役を降りていたということになる。今回はそれを本人の口から正式に説明したにすぎない。
彼が挙げた理由は率直で、飾り気がなかった。「主な理由は能力と興味、この二つが半々だね。技能が衰えたせいでAshの魅力が損なわれるのは避けたい。それに『ギリギリ老いぼれ(borderline Geezer)』としては、興味もすでに別の方向に向いてしまったんだ。Evil Deadのことは、これからもずっと骨の髄まで愛し続けるけどね」
注目すべきは、キャンベルがこのシリーズから完全に離れたわけではなく、立場を変えただけだという点だ。2023年の『Evil Dead Rise』と今年公開の『Evil Dead Burn』では、いずれもエグゼクティブプロデューサーとしてクレジットされており、次回作『Evil Dead Wrath』でも同様に裏方として関わり続ける予定だ。今年6月のインタビューでシリーズの方向転換について彼はこう語っている。「僕たちはもう、あの小屋を離れ、サム・ライミを離れ、そしてAshとブルース・キャンベルからも離れたんだ」。同時に彼は『Evil Dead Rise』の世界興行収入が1億4700万ドルを超え、シリーズ史上最高であることにも言及しており、これはある意味、自分が去った後もシリーズが力強く歩み続けていることを物語っている。
スヘイラ・ヤクブ主演の『Evil Dead Burn』は、夫を亡くした未亡人が夫の実家に閉じ込められ、Deaditeの憑依がじわじわと広がっていく様を描く。NMEは星3つのレビューで、この作品を「シリーズの中で決して出来の悪い部類ではないが、結局のところ怖さが足りない」と評し、さらに『Rise』がグレーターなどの道具を使って全力でスプラッター路線に振り切っていたのに対し、『Burn』は「やや控えめにまとめられている」と指摘している。
今回の告白に、さらに重みを加える出来事がある。キャンベルは今年3月、詳細を明かさないながらもある種のがんと診断されたことを公表し、その病状を「治療可能」ではあるが「完治は見込めない」と表現していた。そして治療を仕事より優先させると述べている。当時、彼はこう書いていた。「心配しなくていいよ、僕はタフな年寄りだし、いい支えもたくさんある。だから、まだしばらくは頑張れるはずさ」
フランシス・ガルッピが脚本・監督を務める『Evil Dead Wrath』は1972年を舞台とし、2028年4月7日に公開予定となっている。