記者会見で急にゲームの話が出てくるのは、それ自体がちょっとシュールな光景だ。ヒューストン・ロケッツのセンター、スティーブン・アダムスは、来シーズンについて質問されたにもかかわらず、自ら話題を別のものに変えた──『Grand Theft Auto 6』だ。
「リーグ全体のパフォーマンスは下がるよ。GTA 6が発売されるからね」とアダムスは記者たちに語った。「NFLを見てみろよ、他のリーグも見てみろよ、みんな成績がガクッと落ちるはずさ」。続けて、少し自虐気味にこう予告した。「12月には落ち着くと思うよ、その頃にはほとんどの人がクリアしてるだろうから。コーチ陣も同じで、11月のスカウティングレポートはたぶんひどいものになるだろうね」。
『GTA 6』は11月19日発売予定で、前作から実に13年ぶりの新作となる。報道によれば、予約販売数はすでに400万本を突破しているという。本作は史上最も開発費が高いゲームの一つとも言われている。発売元Take-TwoのCEO、ストラウス・ゼルニック氏も今年初めに似たような発言をしていた。「11月19日には、病欠を取る人が大勢いると思うよ」。ボス自身がそう予測しているとなれば、アダムスの発言もただの冗談とは思えなくなってくる。
ゲームがプロスポーツ選手の気を散らすのは今に始まったことではない。2021年、元チェルシー監督のジョゼ・モウリーニョは、あるバズった動画の中で『Fortnite』を「悪夢」と痛烈に批判し、選手たちが夜遅くまでゲームをして翌日の試合に影響が出ていると不満をこぼした。しかし同じく『Fortnite』好きで知られるハリー・ケインは違う見方を示している。イングランド代表のチームメイトと一緒にオンラインでプレイすることが、逆に2018年ワールドカップでの好パフォーマンスにつながったと語ったのだ。ゲームが集中力を削ぐものなのか、それともチームの結束を高めるものなのか、結論は今も出ていない。
全34曲のGTA6サウンドトラック、限定盤レコードはすでに定価の3倍で転売
先週、Rockstar GamesとAtlantic Recordsは『Grand Theft Auto 6: The Album』のコラボレーションを発表した。全34曲の独占楽曲を収録するが、完全な収録曲リストはまだ公開されていない。現時点で参加が確定しているアーティストには、トラビス・スコット、フューチャー、フレッド・アゲイン、モーガン・ウォーレン、ピンク・パンサレス、キース・リチャーズなどが名を連ねる。アルバムはストリーミング配信のほか、複数種のCDやレコード盤としてもリリースされる予定だが、一部の限定バージョンはまだ正式発売前であるにもかかわらず、転売サイトではすでに定価の3倍の価格が付けられている。