8月のとある月曜の夜、Hodinkeeは恒例のHappy HourをVandy Clubへと移した。シリーズ史上初となるOne Vanderbiltでの開催だ。ゲストはまず1階のWatches of Switzerland One Vanderbilt店舗に集合し、Hodinkee副編集長のTim Jeffreysとチームメンバーが出迎え。ついでにWrist Checkの映像も撮影され、Hodinkeeの公式Instagramに公開されている。
本当に興味深かったのは料理でも会話でもなく、参加者の手首に現れた時計たちだった。Tim Jeffreysはこの夜、あるゲストの2002年製Omega Seamaster Professional Chrono Diverを手に取って眺めている姿を撮られている。その隣には1980年製のRolex Datejust 36mm、Tiffany刻印にリネン柄文字盤という一本もあり、しゃがんでじっくり見て初めて気づくディテールを持つ、まさに玄人好みのヴィンテージだった。
若い世代のモデルも数多く見られた。Zenith Chronometer Open 1969 Boutique Édition、42mmのTudor Pelagos FXD Marine Nationale MN21チタニウムモデル、さらには特製ストラップに交換されたTudor Black Bay 58 Nike社員限定モデルが、隣に置かれたOmega Speedmaster 50th Anniversaryと並んで撮影されていた。Mido Ocean Star Decompression Worldtimer、そして2本のDoxa——Watches of Switzerlandとのコラボモデル「Army」と、Hodinkeeとのコラボによる新作Doxa Sub Army 200T——もゲストの手首に確認できた。
この夜、最も存在感があったのはプラチナ製のA. Lange & Söhne Saxonia Triple Splitだった。あるゲストの手首に静かに収まり、特に紹介されることもなかったが、その夜撮影された写真の中で思わず二度見してしまう一本だった。
Hodinkeeのビデオ部門責任者David Aujeroも会場入りし、シェフのJayesh Kumarと言葉を交わす場面も。これはこのパーティーの中でも珍しく、時計が絡まないシーンの一つだった。次回イベントの詳細については、公式から追って発表されるとのことだが、現時点で具体的な情報は明らかにされていない。