色が混ざり合った模様を持つ小さな羊が、福岡のクリスマスツリーを飾る。唐津Farm&Foodは福岡女子大学の学生と協力し、廃プラスチックを溶かして金型に入れ、111個の羊のオーナメントを制作した。学生が一つずつ顔を描いた羊は、羊毛の飾りとともに大丸福岡天神店の「Sprout ~芽吹きここから始まる~」に取り付けられる。
11月1日に公表されたのは、制作活動の詳しい内容だ。ワークショップ自体は10月19日に大学で実施済みで、ツリーは10月28日に先に発表されている。いま読者が申し込める体験会ではなく、ツリーの初発表でもない。福岡を訪れる人が予定に入れられるのは、11月7日からの展示と、別途条件のある12月のプレゼント企画となる。
成形機を大学へ。金型から生まれる小さな羊
福岡女子大学の竹内亮准教授の研究室の学生が参加し、唐津Farm&Foodからは2人が訪問。Precious Plastic唐津の射出成形機一式を、学内のオープンスペースへ持ち込んだ。団体が用意した金型のモチーフは阿蘇の羊とあか牛で、溶かした廃プラスチックを流し込む。レバーは体重をかけて下ろす必要があり、2人、ときには3人で協力した。写真は、補助する人がいる実際の作業の様子だ。
教室で補助する人とともに射出成形機のレバーを協力して操作する参加者
プラスチックの色の混ざり方が毎回変わるため、羊にはそれぞれ異なるマーブル模様が現れる。111個の顔も同じ図案を印刷したものではなく、成形後に学生がペンで一つずつ描いた。素材の再利用と手仕事の個性が重なる工程だ。ただし発表には削減した二酸化炭素量や全工程の環境評価はなく、再生素材というだけで具体的な環境効果の数値を導くことはできない。
阿蘇の茅、羊毛、プラスチックが同じツリーへ
今年のツリーは福岡女子大学の学生と九州探検隊が共創し、阿蘇で育まれた茅を主な素材としている。阿蘇の草原の花ヒゴタイをイメージした飾り、阿蘇の羊毛を使ったもの、今回の廃プラスチックの羊などが並ぶ。小羊は全体の一部であり、装飾すべてが再生プラスチックなのではない。また完成イメージは、設置済みの現場写真と区別して見る必要がある。
展示は大丸福岡天神店エルガーラ・パサージュ広場で11月7日から12月25日まで。通常の点灯時間は日本時間10時から23時だが、初日は18時30分から、12月25日は21時で消灯する。11月7日の点灯式は16時開始で、実際に明かりがつくまで2時間半ある。夜のツリーを目当てに出かける場合は、式の開始ではなく18時30分を基準に計画したい。
あか牛キーホルダーの配布は別の日程と条件
同じワークショップで制作したあか牛のキーホルダーは、12月19・20日に同広場でプレゼントする予定。時間は日本時間10時30分から18時で、大丸・松坂屋アプリ会員がアプリを提示して受け取る形式だ。各日50個限定で、なくなり次第終了する。11月にツリーを見れば受け取れるという企画ではなく、終了時刻までに到着しても在庫があるとは限らない。
ツリー脇のパネルでは、九州・沖縄の自然共生サイト認定事業者も紹介する。唐津Farm&Foodが地域と保全に取り組む佐賀県唐津市相知町横枕の区域も含まれる。季節の装飾と地域の環境教育がつながるが、この認定は特定の区域と保全活動に関するもので、飾り一つずつの環境性能を認証する表示ではない。素材や作り手の物語とともに、日程と参加条件も確かめて訪れたい。
よくある質問
ツリーの点灯はいつ見られますか?
11月7日から12月25日まで。初日は18時30分から、通常は10時から23時、12月25日は21時で消灯します。すべて日本時間です。
111匹の羊は、学生が一つずつ手で形を作ったのですか?
胴体は廃プラスチックを射出成形し、色の混ざり方で異なる模様が生まれます。顔は学生がペンで一つずつ描きました。
あか牛キーホルダーはいつ、どうすれば受け取れますか?
12月19・20日の10時30分から18時、エルガーラ・パサージュ広場で、大丸・松坂屋アプリ会員がアプリを提示します。各日50個、なくなり次第終了です。
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