この自邸そのものが、彼の人生を凝縮したような空間だ。天井には東欧でよく使われるリガパインを、床には有名なブラジル産ローズウッドを使用し、異なる二つの産地と質感が同じ空間の中で対話している。カラフルなタイルの使い方には北欧建築の影響も見え、Lina Bo Bardiのガラスの家と響き合う部分もある。Carmonaは「この家を保存するのは、一人の人物を記念するためだけではない。1960年代サンパウロのモダニズムの生活の現場そのものを残すためだ」と語る。
回顧展《Warsaw – São Paulo – Milan. Jorge Zalszupin's Brazilian Modernism》は2026年4月20日から24日まで、ミラノのTorre Velascaにて開催される。キュレーションと会場デザインはMaria Murawskyが担当する。展覧会のタイトルそのものが、彼の人生の軌跡を示している——ワルシャワを出発し、サンパウロに根を下ろし、最後にヨーロッパに再発見される、その道のりを。