一片のパピルスは、2300年前に炭と水で作られたインクで書かれたもので、現在ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)162号展示室のガラスケースの中に横たわっている。ここはギリシャ・ローマ美術専用の展示エリアで、この文物は久しぶりに公衆の目に触れることとなった。
メトロポリタン美術館は公式サイトの関連紹介で、これが現在知られている中で最古のプトレマイオス朝時代の『オデュッセイア』断片であり、年代は紀元前285年から250年頃、エジプトで作られたものだとしている。書き方は葦ペンを炭と水を混ぜたインクに浸し、当時最も一般的な書写材料の一つであったパピルスに記すというものだった。館側は特に、この断片には現在流通している『オデュッセイア』の標準テキストには存在しない3行の詩句があると指摘している。






