Miley Cyrusは現在、本名の「Miley」名義で作品をリリースしている。彼女の10作目のスタジオアルバム『Bass Persuades』には、バラードと力強いビートのダンスロックが詰め込まれているが、The FADERのレビュアーGrace Byronの評によれば、この作品は「恋をして、生活が安定すること」が必ずしも良い音楽につながるとは証明できなかったという。
同名のタイトル曲は、語りと陰鬱なシンセサウンドでZ世代に「踊りに行こう」と呼びかけ、歌詞には現代の危機が並ぶ——「Candy's cut with fentanyl」、馬がいなくなったから牧場がアスファルトで舗装されたこと、若者にはMTVがないが「アナログに戻るべき」だということ。Byronはこの曲は耳に残るものの、まとまりに欠け、MadonnaのDance Till The World Endsや〈Music〉のようなダンスフロアへの求心力には及ばないと評する。本当に評価されているハイライトは2曲目〈Different Religion〉で、Model/Actrizとのコラボ曲。「I've got my own god / he drives a fast car」という歌詞が印象的で、Byronはこの曲でのCyrusについて「安全策を取っているのではなく、本当に振り切っているように聴こえる」と表現している。
Byronは文末で、自分がHannah Montana時代からCyrusを聴き続けてきたこと、〈Party in the USA〉を隅々まで暗記するほど聴き込んだこと、そして『Bangerz』や『Dead Petz』の風変わりな楽曲たちも愛していたことを綴っている。彼女の結論はこうだ——Cyrusは結局のところ、自分に本当にふさわしい作詞のスタイルやイメージを見つけられていない。カントリー歌手、元依存症患者、スーパースター、恋する女性、神秘主義者——彼女はそのすべての側面を備えているにもかかわらず、それらを同時に、かつ一貫した形で見せることはほとんどない。だからこそ〈Flowers〉〈Wrecking Ball〉、カバー曲の〈Jolene〉や〈The Climb〉が際立って見えるのであり、『Bass Persuades』のバラード群は、彼女が本来持つ力強い歌声を支えきれずに終わっている。