銅鑼湾でグルメを探す第一歩は、たいていドアを押すことではなく、エレベーターのボタンを押すか階段を下りることから始まる。Kozy Okonomi-yaki Teppan-yakiは軒尼詩道499号Circle Plaza9階のオフィスビルに隠れており、鉄板焼きとお好み焼きが看板メニュー。ミックス野菜(HKD58)、ネギ入りお好み焼き(HKD78)、A4和牛ロース(HKD290)が定番の組み合わせだ。Dilliwaleも同じく駱克道京都廣場9階まで上らないと辿り着けない、インド南北料理専門店。一方Kampoeng Chandraは逆に糖街の地下へと降りていく必要があり、銅鑼湾の「リトルインドネシア」の中でも最大規模を誇る店で、ロントンやガドガド(HKD68)などが本場さながらの味を出している。この「見た目では分からない」空間の論理は、ある意味で銅鑼湾の飲食地図のリアルな姿そのものだ——路面の店舗はとっくに足りず、美味しい店は上へ下へと潜り込むしかない。

老舗と新顔の対話

Sunning Restaurantは1948年の開業以来、香港に現存する最古のレストランの一つ。提供するのは「豉油西餐(醤油西洋料理)」——中華食材にフレンチ、アメリカン、イギリス風の調理法を組み合わせたスタイルだ。フランス風エスカルゴセット(HKD270)にはボルシチかクリームスープが付き、さらにビーフフィレ、ターボットフィレ、ポークチョップ、チキンマニラシーンから選び、最後はコーヒーか紅茶で締める。何洪記粥麵専家はコシのある麺と滑らかなお粥でミシュランの星を獲得しており、看板の辣醤麺(HKD78)や魚のすり身入り生滾粥(HKD68)は常連客に馴染み深い味だ。対照的に、シェフSimon RoganによるRoganicは銅鑼湾で5年の営業実績を持ち、オーガニック野菜料理を核としている。2024年版ミシュランガイドでは一つ星とグリーンスターの両方を獲得し、利園一期の新店舗へ移転後は、ディナーセット(お一人様HKD1,280)でマイタケ、広東ダック、本マグロの刺身をシェアスタイルで提供する。同じビルの下階にあるAireでは、シェフが炭火と直火を使い、スペイン風のスモークナス(HKD67)や丸ごと一尾のスペイン産スズキ(HKD560)を仕上げる。香港で複数のミシュランの星を獲得した経験を持つシェフRoland Schullerは、現在南豊道で手打ちパスタバーLa Voltaを営んでおり、40種類の作りたてパスタの中では、グラタンマカロニ(HKD168)とジェノベーゼフジッリ(HKD148)が特に人気だ。Foodie Forksが2024年に最優秀インド料理店に選んだLeelaは、ラクナウ・タクリサラダ(HKD138)やスモークバターチキン(HKD258)で、代々受け継がれるインド料理の作り方を守り続けている。











