同じ長さのストレートヘアでも、夏は薄手のTシャツと合わせると軽やかに見えるのに、秋になってニットやアウター、ウール素材に変わると、全体の見た目が急に重くなる。問題は髪の長さが変わったことではなく、服の厚みが先に変わったことにある。


こんな時、急いで短くする必要はない。顔のラインに沿って自然に落ちるレイヤーを加えるほうがコスパの良い選択だ。頬のラインに沿って軽く顔を包み込むようにレイヤーを入れると、視覚的に軽くなり、重くなった服とのバランスも取りやすくなる。毛先にちょっとした動きを出すだけで、全体の雰囲気がふわっと軽くなり、すっきりした印象にもなる。


秋は一気にたくさんレイヤーを入れる必要はなく、大事なのは「ソフトさ」。顔周りに沿って軽く重なり、自然なCカールを帯びたソフトレイヤーを入れることで、髪と髪の間に空気感を残す。やり方としては、根元はぺたんとさせず少しふんわり残し、毛先は外巻きと内巻きを軽く混ぜて、パーマに近い動きを出しつつやりすぎない程度に留める。最後に少量のヘアオイルで毛先の艶を整えれば、厚手のニットやアウターの横に立っても、髪の存在感が服に負けずに残る。

夏の間ずっと同じ長さのストレートを保っていたなら、この秋はまず顔周りの小さな変化から始めてみるのがいい。ソフトレイヤーは、大きく切るよりも控えめで、キープしやすいスタートラインになる。