2026年6月下旬に開幕する「Frida: The Making of an Icon」展では、フリーダの代表作30点以上に加え、彼女の身の回りの品、写真、ジュエリー、そして彼女に影響を受けたアーティストの作品を含む計200点以上を展示する。この展覧会が語るのは単なる回顧ではなく、妻、知識人、革命家、ファッションアイコン――こうした複数の顔がいかにして一つの世界的な文化現象を形作ったか、という点だ。メニューは美術館6階のレストランに設置され、会期に合わせて提供される。
前菜は肉厚でジューシーな在来種トマトを使ったセビーチェに、自家製の焼き上げたトスターダを添える。テーブルサイドで運ばれてくるのは、キャベツから作った小さな刷毛状の青いソース――客自らが刷いて食べるスタイルだ。その動作はまるで絵を描いているようで、ここにラストラの仕掛けがある。メインの「フリーダのモーレ」(Frida's Mole – Short Rib Tamal)は、メキシコ伝統のモーレ・ポブラーノソースをトウモロコシの皮で包んで蒸し上げたタマルに包み込んだ一皿。この料理は、フリーダの夫であり壁画家のディエゴ・リベラが最も好んだ料理からヒントを得ており、彼女が生前よく彼のために作っていた一品だ。デザートは赤・緑・白の三色シャーベットで、フリーダ晩年の作品《Viva la Vida》に描かれたスイカに呼応している。
「彼女は病に苦しみながらも、生きることへの情熱とユーモアを最後まで失わなかった――このデザートで、《Viva la Vida》に宿るあの生命力を表現したかったんです」とラストラは語る。