9月のいちばんリアルな服の悩みは「今年何が流行っているか」ではなく、朝はニットを着たい気分なのに、昼になると袖をまくりたくなること。クローゼットは二つの季節のあいだで宙ぶらりん。早めに衣替えすれば暑いし、かといって夏服のままだと少し飽きてくる。2026年秋に注目されるボリュームスカート——ウエストやヒップラインから広がるパフスカート、バルーンスカート、ワイドスカート——は、クローゼットを大きく変えずに済む、ちょうどいい解決策になる。
W Koreaが最近まとめたコーディネートは、「上半身はいつも通り」に重点を置いている。もっともシンプルな組み合わせは、ベーシックなTシャツにミモレ丈またはくるぶし丈のパフスカート。上半身はすっきりと、下半身にボリュームを残せば、それだけでシルエットは十分完成し、小物を重ねる必要はない。もう少し肌寒くなったら、Tシャツを黒のニットに替えるだけでいい。同じスカート一枚で、夏の終わりから晩秋まで着回せる。
パフスカートをかしこまった雰囲気にしたくないなら、普段デニムに合わせているパーカーをそのまま使えばいい。パーカーのカジュアル感がロングスカートのドラマティックさを程よく抑えてくれ、ゆったりしたトップスとスカートの間は靴で締める。スニーカー、バレエフラット、ショートブーツ、どれでも成立する。本当に気をつけるべきは体型でスカートを選べるかどうかではなく、上下のバランス。トップスの裾を軽くインしたり、ウエストライン付近で終わるショート丈を選んだり、スカートの上端を少し見せたりすると、シルエットにはっきりとした始まりが生まれる。
ピンクを着たいからといって、必ずしも甘い制服のように考える必要はない。体にフィットするピンクのトップスに同色のバルーンスカートを合わせ、ブラウンの靴やバッグ、スエードのアウターで甘さを抑えるのもいい。白やアイボリーが好みなら、バイアスカットやプリーツ、ラップウエスト、アシンメトリーな裾など、視線を引くディテールに主役を任せ、マスタードイエローの大きめバッグやシルバーのネックレスを添えれば、全身が平坦になりすぎるのを防げる。






