
伝記映画が共演者に主演との合同インタビューを拒否させるほどとなれば、その作品は何かに触れたということだろう。Netflix映画『アプレンティス』は、アメリカ大統領ドナルド・トランプの1970年代ニューヨークでの成り上がり史に焦点を当てている。若きトランプを演じるセバスチャン・スタンは、この役のために562本ものトランプ関連映像を繰り返し観て、さらに彼の音声記録も四六時中聴き込んでいた。その結果、他の出演者たちは後に、彼との『Variety』のウェブ番組への同時出演を辞退することになった。


『アプレンティス』が描くのは、不動産王の息子がいかにして父の影を抜け出し、自らの名声を築いていったかという物語だ。劇中でトランプは、非常に物議を醸す弁護士ロイ・コーンと出会う。演じるのはジェレミー・ストロング。コーンは彼に「アタック、否定、そして常に勝利を宣言する」という"アプレンティス"の法則を叩き込む。この論理はトランプの不動産事業を急成長させ、やがて権力の頂点へと押し上げていく。同時に映画は、彼の略奪愛、差別発言や威圧、妻へのレイプ、脂肪吸引といった物議を醸すエピソードも大胆に描いており、これこそが本作がアメリカ公開時に圧力を受け、トランプの弁護団が提訴を示唆した理由である。








