旅の出発点はスタジアムではなくビーチ。初日の朝8時、まずKey BisconeのFlour And Weirdoughsでクロワッサンとバゲットを持ち帰り、Bill Baggs Cape Florida State Parkのビーチで頬張る。この公園には1825年建造の灯台があり、螺旋階段109段を登り切ってこそ、朝食のカロリーをきちんと消費したことになる。
2日目はいよいよ試合当日。キックオフは午後3時半を基準に組まれている。午前はDeli Laneでエッグベネディクトかハム&チーズサンドイッチを食べ、車でHard Rock Stadiumへ向かってテールゲートの準備をする。このスタジアムの特別な点は、テールゲート会場が正式なF1サーキットの上に設けられていること――グリーンゾーンの駐車パスを手に、開始30分前にゲート2Aから入場すれば、コースの直線上で思う存分バーベキューやビアポンができる。
座席はホームサイドを選んで直射日光を避けたい。スタジアム内の各セクションの100階には全て本格バーがあり、フードはBenihana、アルゼンチン料理のNovecento、Sushi Maki、Sol Cubanoなどから選べる。試合後はBrickellのBatch Gastropubへ移動して後の試合を観戦しつつ、Batch Attackマカロニチーズでテールゲートからここまでの唯一のまともな食事を補う。最後はCoconut Groveに残る数少ないオールドスクールバー、Barracuda Taphouse and Grillで締め。学生と地元民が店外のピクニックテーブルを共に使い、時には試合後にビアポンをしに来る選手と遭遇することもある。
3日目:リトルハバナのコーヒー窓口と、サウスビーチのジャズブランチ
3日目は酔いを覚ましつつ、旅を締めくくる日。リトルハバナのCalle Ocho沿いにあるEl Pubのコーヒー窓口からスタート――キューバンコーヒーは濃厚すぎるので、何人かで分けて飲むのがおすすめ。通りを歩けばMaximo Gomez Parkでドミノに興じるお年寄りたちの姿が見られ、シガーショップと1930年代からのミュージッククラブBall and Chainは、このルートの中で最もキューバ文化を身近に感じられる一時だ。